現在では木造建設のスタンダードとなったプレカット加工。ここ関西では岡本銘木店がその先鞭をつけました。大工の数が減少し現場作業の効率化が必須となった近年では、多様なモジュールに対応することができるスピーディーかつ柔軟な木材供給体制が求められています。
岡本銘木店のプレカット工場ではCAD/CAMによる最先端の全自動軸組構造生産システムを構築しつつ、細かいニーズにも正確に応えるために職人が個別の加工でバックアップします。
木造住宅の構造体となる重要な柱や梁。図面を元にCAD/CAMによるコンピュータ制御で自動切削するため、個体差が少ない安定の仕上がりです。
一本一本の精度はもちろん、すべての木材を均一に加工します。『はいつき垂木』などの複雑な三次元カットにも対応。
コンピュータによるミリ単位の細かい加工で、様々なモジュールに対応できる高品質な合板パネルをお作りします。
ドイツ製のフンデガー加工機で10mを超える長尺の木材もプレカットできるため、倉庫や工場、公共施設などの中大規模な木造建築にも対応可能です
専属のCADエンジニアが必要な木材を正確にデジタル化します。入力されたCADデータは親和性の高い自社工場のCAMシステムを通じて加工されます。
木材は棟ごとにまとめられ、しっかりと品質管理された環境で保管されます。万が一の事故を未然に防ぎ、確実に全国へ発送されていきます。
木材の風合いを活かした新国立競技場など、ここ数年木造による中大規模建築の需要が高まっています。岡本銘木店では来たるべく大型建築の木造化に備えて、兵庫県の三田工場にドイツ製のプレカット加工機「Hundegger(フンデガー)K2i 」を導入しました。最大で「300mm × 1,250mm × 13m」もの構造部材を加工することができ、近畿圏の大型木材加工のトップランナーとして、その可能性と活路を更に広げています。
※ フンデガーは加工ユニットを結合することで論理的には13mを超える長さの木材も加工可能です。様々なニーズにお答えするために設備の拡張も進めておりますので、規格外の木材加工についてもお気軽にご相談下さい。
フンデガーを使って加工した木材(中大規模建築、耐震構法SE構法の住宅など)
一般的な木造住宅の通し柱(在来工法の住宅など)