令和の幕が開け、わが社も新しい時代に応じた変革をするべく様々なことにチャレンジしています。近年は、非住宅部門の拡張、施工部門の充実、海外事業の展開など、多くの課題に向き合ってきました。また、社名にもある「銘木」との関わりを未来に発展的に繋げていくために、Pregnostyleという木工家具のブランドを立ち上げるなど、社員が一丸となって積極的に前進する姿勢を大切にしています。
私は元々子会社である株式会社ベターホームの社長を約30年間勤めてまいりました。当初は知識も経験も浅く、悪戦苦闘の日々でしたが、自ら体験することで岡本銘木店のお客様である工務店の立場がよくわかるようになりました。
ですから私の祖父であり創業者の父の言葉である「お得意先、会社、社員が共に繁栄し、社会に貢献する」という精神は決して廃れさせることなく、守り続けていきたいと思っています。そのために、当社の社員には、まず自分の家族を大事にすること、そしてお客様の立場に立って行動すること、会社のまわりを清掃し近所の方々に挨拶をすることを常日頃から伝えています。社会に貢献することは、決して大きな事ではなく、しっかりと愛情を持って小さな事を積み重ねていくということなのです。
社会の変化に遅れることなく、創業の思いをしっかりと胸に留め、岡本銘木店は今後も更に邁進いたします。
株式会社岡本銘木店 代表取締役
佐藤 朋子
国連が採択した、2030年までに持続可能な世界を実現するための17の指標、SDGs。私たちは地域社会や自然環境に携わる企業として、これまでに実行してきた項目と、これから更に力を入れていきたい9つの項目を掲げ、これに真摯に向き合い、積極的に取り組んでいくことを約束します。
木材にはCO2を吸収して固定する力があります。一般的な木造住宅を1棟建てると15トンものCO2が固定されることとなり、大気中にCO2を戻さないことで気候変動への対策となります。
リノベーション事業の一環である「古民家再生プロジェクト」を通じて、使われなくなった資源を再生して次世代に残す試みに取り組んでいます。古い資産と新しい暮らしの共存は私たちの使命です。
3代目の女性社長を中心に、女性と男性が肩を並べて活躍できる職場環境が実現しました。外国籍技術員の雇用を促進するなど、性別や国籍や障がいの有無に関わらず、誰もが働きがいのある職場を目指します。
住宅の温熱性能や耐震性能を改善する技術を積極的に提案し、家づくりを通じて人々の健康と安全を守ります。ゼロエネルギー住宅や長期優良住宅など、国が認定する人と地球に優しい住まいの普及に努めます。